GA4の数字がひと目でわかる。初心者向けの自動配信レポート

コラム

2026.05.28 Google Analytics/GA4

GA4とサーチコンソールを連携!「どのキーワードで流入して成約したか」を可視化

「Google Analytics 4(GA4)でお問い合わせの件数はわかるけれど、そのお客様が結局『どんなキーワード』で検索してサイトに来てくれたのかが繋がらない……」
「Search Console(サーチコンソール)を見れば検索キーワードはわかるけれど、今度はそのキーワードが本当にお問い合わせに結びついているのかが見えない……」

Web担当をしていると、こうした「データがバラバラで繋がらないもどかしさ」を常に抱えていますよね。ネットで同じような悩みを持つ人の投稿を読んでは、「みんなどうやって上司に納得してもらえるレポートを作っているんだろう」とため息をついてしまうこともあるかと思います。

GA4とSearch Consoleを連携させることで、これまで別々の画面でしか確認できなかった「検索キーワード(クエリ)」と「サイト内での成約(キーイベント)」のデータを1つのレポートに統合し、売上を生み出している本当の『お宝キーワード』を可視化できるようになります。

今回は、私もこれを知ってからレポート作成とサイト改善が一気に楽になった「GA4とGoogle Search Consoleの連携手順」と「お宝キーワードを見つけ出す専用レポートの作り方」を、同じ悩みを経験してきた先輩の視点から分かりやすくステップバイステップでお伝えしますね。

GA4とSearch Consoleを連携すべき理由:検索キーワードと成約行動を結びつけるため

GA4とGoogle Search Consoleを連携させる最大のメリットは、Google検索から自社サイトに流入したユーザーの「検索キーワード」と、サイト内での「お問い合わせ完了(キーイベント)」という一連の行動データを、GA4の管理画面内でまとめて分析できるようになることです。

実は、多くのWeb担当者が苦手意識を持つGA4単体の画面では、セキュリティの関係上、ユーザーが検索したキーワードのほとんどが「(not provided)」と表示されてしまい、中身を見ることができません。

  • データの断絶を解消:Search Consoleが持つ「検索キーワードのデータ」をGA4に流し込むことで、データの壁を壊せます。
  • ワンストップでの分析:2つのツールをいったりきたりしながら、エクセルで数字を突き合わせる手作業が完全に不要になります。
  • 眠っていたお宝の発見:アクセス数は少なくても、確実にお問い合わせに繋がっている「隠れた優良キーワード」を数字で証明できます。

上司から「で、どの言葉を狙ってブログを書けば売上が増えるの?」と聞かれたときに、感覚ではなく「このキーワードです」と自信を持って答えられるようになるための必須の設定です。

【具体例】「アクセスは多いが売れない単語」と「少なくても成約するお宝単語」

2つのデータを連携させて比較すると、「検索される回数は多くてアクセスも稼いでいるけれど、お問合せには全く繋がっていないキーワード」と、その逆の「アクセスは数えるほどなのに、確実にお問合せを連れてくるお宝キーワード」が明確に判別できるようになります。

この違いを可視化できていないと、限られた業務時間の中で「アクセスは増えているのに、なぜか売上が伸びない」という空回りの沼にハマってしまいます。

キーワードの
タイプ
検索キーワードの例(製造業の場合)アクセス数
(クリック)
キーイベント
(成約数)
次に取るべき
アクション
一般的な単語
(非効率)
「ステンレス 特徴」1,000回(多い)0件現状維持、または専門的な内容へ導線を修正する。
お宝キーワード
(超効率)
「ステンレス 加工 試作 大阪」20回(少ない)5件このキーワードを含む関連ページ(事例など)を最優先で増やす!

「ステンレス 特徴」で検索する人は、まだ勉強段階の学生や調べものをしているだけの人が多く、お問い合わせには至りません。一方で「大阪でステンレスの試作加工をしてくれるところ」を探している人は、今すぐ発注したい熱いお客様です。

連携レポートを作ることで、こうした「アクセス数は少なくても、会社に利益をもたらしてくれるお宝キーワード」を見つけ出し、ピンポイントでそのキーワードを狙った記事やページを増やす戦略が立てられるようになります。

【手順・図解】迷わずできる!GA4とSearch Consoleを連携する3ステップ

GA4の管理画面にある「サービスとのリンク」メニューから、対象のSearch Consoleプロパティを選択して紐付けるだけで、誰でも簡単にデータの連携設定が完了します。

※設定には、双方のツールで「編集者」以上の管理権限を持つGoogleアカウントが必要になりますので、あらかじめログインしておいてくださいね。

ステップ1:GA4の[管理]メニューから「Search Consoleのリンク」を開く

GA4の画面左下にある歯車マーク [管理] をクリックします。表示されたメニューの「サービス間のリンク設定」という項目まで下にスクロールし、その中にある [Search Console のリンク] を選択します。

ステップ2:対象のGoogle Search Consoleプロパティを選択してリンクする

画面右上の青い [リンク] ボタンをクリックします。

  1. 「Search Console プロパティを選択」画面で [アカウントを選択] をクリック。
  2. 連携したい自社サイトのSearch Consoleプロパティにチェックを入れ、[確認] を押します。
  3. 次に進み、Webストリーム(自社のサイトデータ)を選択して、最後に [送信] をクリックします。
GA4とSearch Consoleを連携する

ステップ3:GA4のレポート画面に「検索クエリ」のメニューを出現させる

リンクを送信しただけでは、日々のレポートメニューに表示されません。

  1. GA4の左メニューから [レポート][ライブラリ](一番下)をクリックします。
  2. コレクションの中に「Search Console」というカードがあるので、その右上にある縦の三点リーダー(…)をクリックし、[公開] を選択します。

これで、GA4の左メニューに「Search Console」という新しい項目が出現し、「Google検索クエリ(キーワード)」と「Google検索トラフィック(ランディングページ)」の2つの専用レポートが見られるようになります!

上司報告で使えるコツ:「どのキーワードが会社にお金をもたらしたか」を伝える技術

上司へSEOやコンテンツの成果を報告する際は、単に「検索順位が上がりました」「アクセスが増えました」と伝えるのではなく、「このキーワードでお客さんが集まり、これだけの成約に繋がりました」と、ビジネスの成果に直結させて話すのがコツです。

上司はWebの専門用語(インプレッションやクエリなど)には興味がありません。知りたいのは「その結果、会社にどう貢献したのか」です。

  • アドバイス:連携レポートの数字を見せながら、次の予算や作業時間を確保するための提案をセットで伝えます。

上司が思わず納得する報告のコメント例

「今月、GA4とSearch Consoleのデータを連携させて分析したところ、『〇〇 試作 大阪』という非常にピンポイントなキーワードから、今月だけで3件のお問い合わせが発生していることが分かりました。
全体のアクセス数としては月数十回と少ないですが、非常に購入意欲の高いお客様が集まっています。
来月は、このキーワードに関連した『当社の試作加工の事例紹介ページ』をもう2件追加し、広告費をかけずにお問い合わせをさらに月5件増やす計画を進めたいと思います。」

このように、「アクセスは少なくても成約に効いているキーワード」の存在をデータで証明できれば、上司も「なるほど、じゃあその内容のブログを優先して書いてくれ」と、あなたの提案に二つ返事でGOを出してくれやすくなりますよ。

まとめ:2つのツールを繋げて、根拠のあるSEO・コンテンツ改善を始めよう

GA4とSearch Consoleの連携は、限られた時間の中で最大の成果を出さなければならないWeb担当者にとって、最強の時短武器になります。

  1. 連携することで、「検索キーワード」と「お問い合わせ(キーイベント)」の断絶が繋がる。
  2. アクセス数は少なくても、成約率が異常に高い「お宝キーワード」を最優先で強化する。
  3. 上司への報告は「キーワードごとの成約貢献度」を見せて、次の施策の納得感を生む。

バラバラのツールを行き来してエクセルで迷子になるのは今日で終わりです。データ同士をしっかり紐付けて、最小の努力で最大の成果を出す、スマートなWeb運用をスタートさせましょう!

データのプレゼンをするブンセキー

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