GA4の数字がひと目でわかる。初心者向けの自動配信レポート

コラム

2026.04.23 Looker Studio

CASE式で解決!Looker Studioで「バラバラな参照元」を綺麗にグループ化する方法

「Google Analytics 4(GA4)のレポートを見ても、『google / cpc』や『m.facebook.com / referral』など、横文字の専門用語がバラバラに並んでいて、結局どこからのお客さんが多いのかパッと見て分からない…」
「上司に報告する際、いちいち『cpcは広告のことで……』と説明するのが面倒。最初から『広告』『自然検索』と日本語でまとまった資料が欲しい」

Web担当を兼任していると、こうした「データの見た目」を整える作業に一番時間を取られますよね。
本来、あなたが知りたいのは「どの施策が効いているか」という全体像なのに、ツールの表示が細かすぎると、分析する前に疲れてしまいます。

でも、安心してください。Looker Studioの「CASE式」を使えば、バラバラな参照元を「広告」「自然検索」「SNS」といった分かりやすいカテゴリに、あなた好みに自由自在にグループ化できます。

今回は、初心者でもコピペで今日から使えるCASE式の活用術を分かりやすくガイドしますね。

Looker StudioのCASE式とは?:バラバラなデータを「仕分け」する魔法

Looker StudioのCASE式とは、「もしデータが『google / cpc』だったら『広告』と表示する」というルールを自分で決めて、既存の項目を新しい名前に書き換える機能のことです。

Google Analytics 4(GA4)から送られてくる「参照元 / メディア」のデータは、媒体ごとに名前がバラバラです。CASE式を使うことで、これらを「自分が報告しやすいカテゴリ名」に再構成した新しい項目を作ることができます。

  • データの統合:別々の名前で計測されている「google / cpc」や、SNS広告の「fb / paid」「ig / paid」を「広告」として1つにまとめられる。
  • 日本語化:英語のメディア名を「自然検索」「SNS」「直接流入」といった日本語の分かりやすい名前に変換できる。
  • ミスの補正:小文字・大文字が混在しているデータを1つのグループとして集約できる。

プログラミングの知識がなくても、決まった「書き方の型」さえ覚えれば、今日からレポートをスッキリ整理できます。

【具体例】「fb / paid」や「ig / paid」を「広告」にまとめるメリット

CASE式を使ってカテゴリごとにグループ化する最大のメリットは、レポートの視認性が劇的に向上し、施策ごとの「合計値」が瞬時に把握できるようになることです。

例えば、集客の成果を確認したいとき、素の状態のレポートでは以下のように表示されます。

参照元 / メディア訪問数キーイベント数
google / cpc1,00010
fb / paid3003
ig / paid2002
google / organic8008

これだと、広告全体で何件取れたのかを計算するために、毎回電卓を叩かなければなりません。これをCASE式でまとめると、以下のようになります。

新しいカテゴリ名訪問数キーイベント数
インターネット広告1,50015
自然検索(SEO)8008

これなら、上司も「あ、今月は広告全体でこれだけ成果が出ているね」と、説明を待たずに現状を把握してくれます。

【手順・図解】コピペでOK!カテゴリ別にグループ化する3ステップ

Looker Studioの「計算フィールド」を作成し、そこにCASE式のコードを貼り付けるだけで、自分専用の仕分け項目が完成します。

以下の手順で、バラバラなデータを整理しましょう。

ステップ1:[フィールドを追加] から新しい項目を作る

Looker Studioの右側にあるデータパネルから、[フィールドを追加] > [計算フィールドを追加] をクリックします。

ステップ2:仕分けルール(CASE式)をコピペする

フィールド名に「流入カテゴリ」などと名前を付け、数式欄に以下のコードを貼り付けてください。

Looker StudioでCASE関数を使用する

CASE
WHEN セッションの参照元 / メディア IN (‘google / cpc’, ‘yahoo / cpc’, ‘fb / paid’, ‘ig / paid’) THEN ‘インターネット広告’

WHEN セッションの参照元 / メディア IN (‘google / organic’, ‘yahoo / organic’) THEN ‘自然検索(SEO)’

WHEN セッションの参照元 / メディア IN ‘(direct) / (none)’ THEN ‘直接流入・お気に入り’

ELSE ‘その他’
END

ステップ3:新しい項目を「ディメンション」に配置する

保存ボタンを押すと、新しい項目がリストに現れます。これをグラフの「ディメンション」に設定すれば、設定した通りのカテゴリ名で集計が始まります。

上司報告で使えるコツ:専門用語を捨てて「成果」を伝える報告術

上司への報告資料では、システムの細かい名前(cpcやpaid)を見せるのではなく、CASE式を使って「広告経由」「検索経由」といった、日常的に使っている言葉で表示しましょう

上司は「fb / paid」が何のことかを知りたいのではなく、「広告にお金をかけた効果が出ているか」を知りたいのです。最初から日本語にしておくことで、報告中の「これって何のこと?」という質問を大幅に減らせます。

  • アドバイス:カテゴリ名は、あなたの会社の会議で使われている言葉(例:「有料集客」「無料集客」など)に合わせるのが一番喜ばれます。

報告をスムーズにするコメント例

レポートの余白に、以下のような一言を添えておくと親切です。

「今回のレポートでは、計測上の都合で分かれているGoogle広告やFacebook広告、Instagram広告などの流入を、『広告』として合算して表示しています。これにより、集客コストに対する全体の成果を、他社媒体も含めて正確に把握いただけます。」

まとめ:データ整理を自動化して「考える時間」を増やそう

Looker StudioのCASE式は、一見難しそうですが、一度設定してしまえば「データの見え方」をあなたの理想通りに固定できる強力なツールです。

  1. CASE式は、バラバラな「参照元 / メディア」を日本語カテゴリに仕分ける魔法。
  2. IN を使って、『google / cpc』や『fb / paid』などを「広告」グループにまとめられる。
  3. 上司には、システムの言葉ではなく「ビジネスの言葉」で報告する。

データ整理に費やす時間を短縮し、浮いた時間で「次にお客様を増やすためのアイデア」を練っていきましょう!

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