GA4の数字がひと目でわかる。初心者向けの自動配信レポート

コラム

2026.01.16 Looker Studio

もう疲れない!レポート業務を自動化する3つのステップ

毎月のレポート作成、いつまで手作業で続けますか?

「数字をコピペするだけで1日が終わり、肝心の施策を考える時間がない……」

もしあなたが今、そう感じているなら、それはあなたが怠けているからではありません。
Google Analytics(GA4)というツールが、あまりにも多機能で複雑すぎるせいなのです。

画面を開くたびに変わるメニュー、聞き慣れないカタカナの専門用語、そして膨大なデータの山。
ネットで「Google Analytics(GA4) 使い方」と検索しては、難解な解説に頭を抱える毎日。
ようやく数字を拾い終えてExcelにまとめた頃には、もう外は真っ暗。
そんな「コピペ地獄」に陥っていませんか?

実は、Web運用の現場で本当に必要な数字はごくわずかです。
大切なのは、数字をきれいに並べることではなく、その数字から「次の一手」を導き出すこと。

この記事では、忙しい皆さんが1秒でも早く単純作業から脱出し、周囲から「最近の報告、分かりやすくなったね」と言われるようになるための「レポート自動化・最短ルート」を解説します。

レポート業務の自動化で「時間の確保」ができる

レポートを自動化する本当の目的は、数字をきれいに並べることではなく、サイトを良くするための「考える時間」を生み出すことです。

多くの現場で、Google Analytics(GA4)の管理画面からExcelやPower Pointへ数字を転記する作業に数時間を費やしています。
しかし、厳しい現実を言えば、その「転記作業」自体が直接的な利益を生むことはありません。

自動化を取り入れることで、以下のような劇的な変化が起こります。

人為的な転記ミスがゼロになる

手入力はどうしてもミスが起こります。
自動化すれば、ツールが直接データを吸い上げるため、常に正確な数字が反映されます。
「前月比の計算を間違えて、報告の場でツッコミを受けた」といった冷や汗をかくシーンもなくなります。

最新の数字がいつでもリアルタイムで確認できる

「先月の報告を待つ」必要はありません。
設定したダッシュボードを開けば、昨日までの結果がすでにグラフになっています。
急な会議で「今の進捗はどうなっている?」と聞かれても、スマートに回答できるようになります。

デザイン性の高い資料がボタン一つで完成する

Excelの無機質な表よりも、グラフ化されたレポートの方が視覚的に理解しやすく、周囲への説得力が格段に増します。
視覚的なレポートは、Webに詳しくない上司やクライアントとのコミュニケーションを円滑にします。

自動化は単なる「楽をするための手段」ではなく、あなたがWeb運用のプロとしてステップアップするための必須条件なのです。

【ステップ1】「見るべき指標」を厳選して迷いをなくす

自動化の第一歩は、追いかける指標を絞り込むことです。情報が多すぎると、レポートはかえって「何も伝わらないもの」になってしまいます。

Google Analytics(GA4)には数百もの指標がありますが、それらすべてを自動化ダッシュボードに詰め込むのは逆効果です。まずは、サイト全体の動きを把握するために欠かせない「基本の指標」から固定しましょう。

  1. ユーザー数:サイトに来た「人数」
  2. セッション数:サイトへの「訪問回数」
  3. キーイベント(旧コンバージョン):問い合わせなどの「最終成果」

まずはこの3つを定点観測するだけで、サイトが成長しているのか、停滞しているのかの判断がつきます。

なぜ「指標を絞る」ことが重要なのか?

ネット上の情報を見ると、「これも見るべき」「あれも設定すべき」という高度な分析手法で溢れています。しかし、リソースが限られた中でそれらすべてを追おうとすると、分析だけで力尽きてしまいます。

「ユーザー数が増えているのに、キーイベント(成果)が増えていない」といった、数字同士のギャップに気づくこと
それこそが分析の第一歩であり、そのためには指標を極限までシンプルにする必要があるのです。

【ステップ2】Looker Studioで「常に最新の状態が保たれる」仕組みを構築

Looker Studioを活用すれば、Google Analytics(GA4)のデータを直接読み込み、一度の設定で「常に最新の状態が反映されるレポート」が手に入ります。

Looker Studio(ルッカースタジオ)とは、Googleが提供している無料のデータ可視化ツールです。
最大の特徴は、Google Analytics(GA4)の複雑な画面を二度と開かなくても、必要な数字だけを1枚の美しいダッシュボードにまとめられる点にあります。

具体的な作成手順については、こちらの過去記事「【初心者向け】GA4のデータをLooker Studioに連携する手順」で詳しく解説していますが、ここでは自動化を成功させるためのエッセンスを紹介します。

自動化レポート作成の3つの具体的な手順

  1. Google Analytics(GA4)とデータの「コネクト」を行う
    Looker Studioを開き、データソースとして「Google Analytics」を選択。対象のプロパティを選ぶだけで、プログラミング知識なしで連携が完了します。
  2. 「スコアカード」で主要数字を配置する
    ユーザー数やキーイベントなど、一番見たい数字を大きなカード形式で配置します。これだけで、一目で「今月の調子」が分かります。
  3. 期間設定を「自動設定」にする
    レポート内に「期間設定コントロール」を配置しましょう。デフォルトを「今月」や「過去28日間」に設定しておけば、閲覧者がいつでも好きな期間のデータに切り替えられます。

また、Looker Studioには「前の期間(前月)との比較」を自動でパーセント表示する機能があります。これにより、「先月より10%増えた」といった計算もツールが勝手にやってくれるようになります。

【ステップ3】「伝わるコメント」を添えて報告の質を劇的に変える

自動化で浮いた時間を使って、数字の裏にある「背景」と「次の一手」を文章化することが、周囲の評価を上げる最大のコツです。

ツールが生成したグラフを見せるだけでは、報告としては半分です。
報告を受ける側が知りたいのは「数字そのもの」ではなく、
「今月は良かったのか?」「悪かったのなら、来月はどうするのか?」という解釈とアクションプランです。

相手の視点に立って専門用語の「翻訳」をする

報告の際は、専門用語をできるだけ日常の言葉に置き換えてみてください。

  • NG例: 「セッション獲得経路のOrganic Searchが15%伸長しました」
  • OK例: 「GoogleやYahoo!の検索から来る人が15%増え、広告費をかけずに集客できています」

「数字 + 理由 + 次の行動」の黄金テンプレート

報告コメントは、以下の3つの要素をセットにしましょう。

  1. 数字の変化:「問い合わせ(キーイベント)が先月より5件増えました」
  2. その理由(仮説):「先月実施した新しい事例紹介のページが、他メディアやSNSなどで話題になり、流入が増えたためだと推測されます」
  3. 次の行動:「手応えがあったので、来月も同様のテーマでさらに1本記事を作成し、集客を強化します」

自動化によって「数字を拾う時間」がゼロになれば、こうした「考える時間」にリソースを集中できるようになります。
これこそが、本質的な業務効率化です。

Google Analytics(GA4)運用を「挫折」させないための実務の心得

Google Analytics(GA4)の操作やレポート作成は、一度つまずくと「また今度でいいか……」と放置しがちです。
挫折しないために、以下の心得を大切にしてください。

① 100点満点のレポートを目指さない

最初から完璧なグラフを並べようとしないでください。
まずは「ユーザー数」と「キーイベント」の2つだけでもグラフ化できれば合格です。
運用しながら、必要な項目を少しずつ足していく「育てるレポート」を目指しましょう。

② 数字の「微減」に一喜一憂しない

Webの数字は、季節要因や世の中のトレンドで数%は常に変動します。昨日の数字に一喜一憂するのではなく、
先月や前年と比べて「大きな流れ」がどうなっているかを見る俯瞰的な視点を持ちましょう。

③ ツールを使い分ける勇気を持つ

Google Analytics(GA4)は、深掘りした分析には向いていますが、日々の「確認」には情報が多すぎます。
確認は自動化されたLooker Studioで行い、何か異常があった時だけGoogle Analytics(GA4)の管理画面に入る。
この使い分けが、長く続ける秘訣です。

まとめ:自動化で「本来のクリエイティブな仕事」を取り戻そう

Google Analytics(GA4)の操作に慣れることや、Excelをきれいに作ること自体は、Web運用のゴールではありません。
あなたの本来の仕事は、データを活用して自社のサービスや商品をより多くの人に届け、成果を出すことのはずです。

  1. 見る指標を最小限に絞り込む
  2. Looker Studioで自動化の仕組みを作る
  3. 浮いた時間で、ユーザーに喜ばれる「改善案」を練る

このステップを踏み出すだけで、Web運用の仕事は「数字に追われる苦痛」から「成果を導き出す楽しさ」へと変わります。
まずは今日、一番大切な1つの数字を自動化するところから始めてみませんか?

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